いろいろと試してみて自分がやりやすい手法に自力でたどり着くしかありません。
というわけで、私個人がたどり着いた「自分としてベストなダンス動画のモーショントレース手順」をご紹介しますね。
用意するもの
- MMD
- トレースするavi形式の動画
- wavファイル
- トレース用のモデル
例えば服の飾りなどが多くて動きをつけにくいとか、色が黒くて背後と重なるとよくわからなくなってしまって画面をグルグル回さなくてはならないとか。
そういうモデルさんの場合はモーショントレース用にモデルを用意したほうが楽かと思います。
自分はずっと「hana式Axis Powers ヘタリア プロイセン ver1.01」です。始めたころに観た解説動画で使用していたこともありますが、ヘタリアは頭身が現実の人間とほぼ同一でモーショントレースしやすいこと、プロイセンは服に飾りがなく身体にピッタリそっていること、素手バージョンにすれば色が黒色のところがなく、後ろの色と同化することがなく見やすいことなどが理由です。
モーショントレース専用に、使用しないボーンはPMDエディタを使って非表示にしたモデルを作っておくと便利です。MMDの画面もスッキリしますし。
自分用のモーションであっても、複数のモデルに踊らせる予定であれば共通するボーンだけ使って作ったほうが後で他モデル用に修正する際も楽です。
モーショントレース
「先にセンターだけつける」「センターと足IKだけ」という方が割と多いようですが、自分はセンターと足、上半身と下半身までざっとキーを打ってしまいます。
むしろ「腕と足首と頭以外全部」と言ったほうが早いですね。
以前はセンターと足IKだけ先に打っていたのですが、「下半身ボーンを動かすと足が浮く→足IK修正」となることが多いので、身体も一緒に打ったほうが早いな、という結論になりました。
数百f打ったところで前に戻って腕と頭の動きをつける→またセンターから身体まで数百f打つ、の繰り返しで作っていきます。
修正作業
これが面倒なのですがこれをちゃんとやるやらないでモーションのクオリティが格段に違ってくるんですよね…。私の手順です。
- 動き始める最初のフレームに戻る
- 例えば810fなら「810~1000」など、200fほど再生するよう入力
- まず横から見てZ軸の修正
- 次いで足首ボーンで足裏を接地させる
- その他微調整
- 終わったら次は「900~1100」と100fずらして入力
- 3~5を繰り返し
200fずつなんども繰り返し再生させながら細かく修正を入れていきます。
足の接地とか面倒な作業ではあるのですが、「どこで止めても美しいモーション」を作るには必須の作業なので頑張るしかありません!
とにかくMMDモーショントレースは根気のいる作業なので、好きなモデル好きな曲、好きなダンスで作るのが最重要ポイントだと思います。
これから始めるという方、どうぞ頑張ってくださいね。
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