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MMDモーション修正 - Aスタンスの腕の角度修正

配布されているモーションを利用する際の修正方法の解説シリーズ。
今回は、両腕の角度の修正です。
MMDモデル どっと式初音ミク
Aスタンス
MMDモデルの多くは、腕の初期位置が「Aスタンス」と呼ばれる、水平より若干下がった角度に設定されています。

この角度がモデルごと、モデラーさんごとに少々違うので、モーションを読み込んだ際、モーションを制作した方が使用したモデルと角度が違うと、本来の位置より上や下へズレてしまいます。
MMDモデル どっと式初音ミク、roco式アメリカ娘
別のモデルさん2体を並べてみます。
パッと見はさほど違いがありませんが…

真正面や真後ろから見ると、やはり角度が少し違います

この修正方法を解説いたします。

修正が必要かどうかを確認する

1. モーションの配布動画などで、腕が水平や真下などわかりやすい角度のフレームを見つけてください
2. MMDで使用するモデルにモーションを読み込んで、1.の近辺のフレームで止めてください。
わたしが最近配布しているモーションは0fで腕がまっすぐ下に下ろす形にしてあるので、0fを見てください
「【APヘタリアMMD】絶対彼女 feat. 道重さゆみ」の0f

本来のポーズの通りまっすぐであればOK。この修正は必要ありません。

若干の違いがあってもそのままでも問題ないこともありますが、例えば再生してモーション全体的に腕が高く上がり過ぎで頭にめり込む、また逆に下過ぎて体に手がめり込むことが多いようなら、これから解説する手順で全体をまとめて修正したほうが楽だと思います。

修正手順


1. 使用するモデルにモーションを読み込み、腕がまっすぐ下りているフレーム、最近当方で配布のモーションであれば0fに合わせる
2. 左腕ボーンを選択
3. Z軸の数値をチェック (ここでは52.1)


4. 腕のZ軸を動かして、腕の角度をまっすぐにする (キーは打たない)
5. Z軸の数値を見る (ここでは46.8)


6. モーションの最後のフレームまでの数値を入力、「範囲選択」ボタンを押して左腕の全キーフレームを選択


7. 「編集」→「ボーンフレーム位置角度補正」を選択
8. 角度のZの+のマスに、先ほどの3.での数値と5.での数値の差を入力 (ここでは「52.1-46.8=5.8」 なので、5.8をマイナスする)。OKを押す


9. 右腕ボーンを選択。6.の方法で右腕のキーフレーム全選択
10. 「ボーンフレーム位置角度補正」ウンンドウの先ほどのマスに、左腕と同様の値を入力。先ほどがマイナスだったらプラス、プラスだったらマイナスをつけてOKを押す
11. 両腕ともまっすぐになったらOKです
  • どっと式初音ミクX_レーシングミク2013 ver.β
  • うさぽん式イギリス娘(青) v1.02
  • roco式アメリカ娘 ver1.02

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